ステレオ装置の話が続いたので、今度はソフトのお話を。
私がよく聴く音楽について。
私は、最近は、クラシック音楽やジャズを聴くことが多いですが、
これまで、広く薄く、いろんなジャンルの音楽を聴いてきました。
どんなジャンルの音楽を聴いてきたか、
論より証拠、
ジャンル別の保有アルバム数を以下に記します(2019年5月18日時点)。
なお、ジャンルの分け方と、そのアルバムがどのジャンルに属するかは、すべて私の主観によるものです。
(PCオーディオの便利な点の一つは、このような統計が、すぐ出るところです。)
ジャンル名 | 説明 | アルバム数 |
Classical-Chamber | クラシック室内楽 | 106枚 |
Classical-Concerto | クラシック協奏曲 | 107枚 |
Classical-Early | クラシック古楽 | 275枚 |
Classical-Instrumental | クラシック器楽曲(ピアノ以外) | 178枚 |
Classical-Modern | クラシック現代音楽 | 175枚 |
Classical-Orchestral | クラシック管弦楽 | 184枚 |
Classical-Other | クラシックその他 | 82枚 |
Classical-Piano | クラシックピアノ曲 | 154枚 |
Classical-Symphony | クラシック交響曲 | 264枚 |
Classical-Voice | クラシック声楽・オペラ | 212枚 |
Documentary | ドキュメンタリー | 22枚 |
Folk/Rock | フォークロック | 95枚 |
Fusion | フュージョン | 170枚 |
Jazz | スタンダードジャズ | 296枚 |
Jazz-Old | オールドジャズ | 131枚 |
Jazz-Vocal | ジャズボーカル | 82枚 |
New-Age | ニューエージ | 98枚 |
Pop | ポップス | 127枚 |
Pop-Japan | 日本のポップス | 318枚 |
R&B | リズムアンドブルース | 39枚 |
Rock | ロック | 99枚 |
Rock-Japan | 日本のロック | 137枚 |
Soundtrack | サウンドトラック・映画音楽 | 59枚 |
Synthesizer | シンセサイザー音楽 | 29枚 |
World | ワールドミュージック | 64枚 |
いかがでしょうか。
クラシックとジャズが多いですね。
全3492アルバム中、クラシックは1736アルバム、ジャズ・フュージョンで679アルバムです。
クラシックは、同じ曲でも演奏者が違えば、全く違う作品となりますので、どうしても多くなってしまいます。
ちなみに、オーディオマニアが好んで聴くと思われる(私も好む)、
ベルリオーズの幻想交響曲は12種類、
ストラビンスキーの春の祭典は8種類、
チャイコフスキーの交響曲第6番は11種類
のアルバムを持っています。
いずれも、ダイナミックレンジの大きい、ダイナミックな曲です。
一般の感覚からすると、同じ曲のアルバムを何種類も持っていることは、理解しがたいかもしれませんが、
クラシックファンは、指揮者や演奏者が変われば、曲の解釈の違い、技量の違いなどがあり、同じ曲でも、全く違う「演奏」になる、と考えますし、
オーディオファンからすると、録音した場所の違い、マイクセッティングの違い、録音媒体の違いなどから、全く違う「音」になる、と考えます。
クラシックファンやオーディオファンは、「演奏」や「音」の些細な違いを楽しんでいるのです。
また、私の場合、既に CDで持っているアルバムでも、「ハイレゾ」やSACDで再発売されると、我慢できずに買ってしまいます。
オーディオマニアの性(さが)ですね。
上のリストで変わっているのは、
クラシックの現代音楽のアルバム数が多いところではないかと思います。
クラシックの現代音楽、とは、なんだか矛盾した表現ですが、
西洋楽器を主に使用する、20世紀中盤から現代に至る音楽です。
不協和音や複雑なリズム(4分の5拍子などなど)が特徴で、
「難解で」「とっつきにくい」音楽ですが(騒音と言う人もいます)、
我慢して聞き続けていると、だんだん慣れて面白く感じるようになってきます。
「現代音楽が好き」と言う人は、純粋に現代音楽に傾倒しているクラシックマニアでなければ、オーディオマニアに違いないと、私はにらんでいます。
なぜなら、現代音楽は優秀録音の宝庫だからです。
前にご紹介したオーディオ評論家の長岡鉄男氏は、
「外盤A級セレクション」という著作や、その基となった「外盤ジャーナル」という連載で、優秀録音の現代音楽ソフトを多数紹介してくれました。
氏の推奨がなければ、私も現代音楽の世界に足を踏み入れることはなかったと思います。

ちなみに、私は、アメリカの現代音楽作曲家であるスティーブ・ライヒ(1936年-)が大好きで、
彼の代表作である「ドラミング」のアルバムを3種類も持っていることが自慢です
(それがどうした)。
これからも、ジャンルにとらわれず、
いろいろな音楽(音)を聴いていきたいと思います。
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