ステレオ初体験

オーディオ
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ものごころついたころには、家にステレオ装置がありました(50年近く前の話です、テレビもありましたがカラーではなく白黒でした)。

家のステレオは、当時一般的だった、「セパレートステレオ」や「システムコンポ」ではなく、単品コンポの組み合わせでした。

まず、レコードプレーヤーですが、メーカーは不明ですが、ベルとドライブのフォノモーターとトーンアームを木製キャビネットに組み込んだもの。カートリッジはグレース製だったと思います。

こんな感じのプレーヤーでした。

レジーバー(プリメインアンプにFM/AMチューナーを組み込んだもの)は、トリオ(現在のJVCケンウッド)製で、多分コレ

TRIO KR-44 49,800円、1969年頃発売

高校まで使い倒したので、くっきりと記憶に残っています。

スピーカーは山水(懐かしい!)製で、多分コレです。

SANSUI SP-200 1台26,900円、1966年6月発売

エンクロージャー(箱)は、天然木の突き板仕上げで、前面グリルは木の組格子という、ゴージャスなルックスでした。

結構本格的なステレオ装置です。
この装置がなかったら、私がステレオ趣味のぬかるみにはまりこむことはなかったかもしれません。

私の父親は、音楽とはほぼ無縁の人間でしたので、音楽好きの母親のため、もしくは子供のために、このステレオを購入したのだと思います。
ただ、父親は、無類の機械好きの技術系人間だったので、「シスコン」をポンと買うのではなく、いろいろ調べて、いじりがいのある、単品コンポをそろえたのではないかと考えています。

さて、ステレオ初体験のお話です。

小学校の高学年になって、私はこのステレオ装置で、ラジオを聴くことを覚えました

ところが、左右2つのスピーカーからは同じ音しか聞こえません。
ちっともステレオではありませんでした。
私は、
「うちの機械は、スピーカーは2つあるけど、ステレオではないんだなー」
と思っていました。

そりゃそうです。私はAM放送しか聴いていなかったのですから(プロ野球中継とか落語をよく聴いていました)。

ところが、ある日のことです。ふと、普段さわらないスイッチを回して「AM」から「FM」にしました。スピーカーからは「ザー」という雑音が聞こえてきます(局間ノイズです、念のため)。
チューニングダイヤル(ボタンではないぞ)を回していくと、男性アナウンサーの声が聞こえてきました(ステレオではない) 。続いて、西条秀樹さんの曲がかかると………。

「ああ、左と右と違う音が聞こえる!
 うちの機械はステレオだったんだー」

(感動!)

その時初めて、AMラジオはモノラルで、FM放送はステレオであることを知りました。

その時かかった曲の名前は覚えていませんが、私にとって忘れがたい体験でした。

リアルな音像が、とか、
臨場感たっぷりの音場が、とか、
ステレオイメージが、とか、こだわりだすのは、
それからもっと後のことです。

小学5年坊にとっては、ただ、左と右から違う音が聞こえるだけで、
なんだか嬉しくなったのでした。

ありがとうございました

上記レコードプレーヤー、レシーバー、スピーカーの写真は、
オーディオの足跡 さんから拝借しました。

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