アナログ to ハイレゾ その1

オーディオ
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どうも、stereofunです。
デジタルのお話の次はアナログのお話です。

配信に押され、CDの売上が減少を続ける一方で、アナログは21世紀にもしぶとく生き残り、LPレコードの売上は近年、拡大しつつあるそうです。

私も、東京勤務時代はアナログから離れていましたが、2017年春にアナログを再開しました。(システムは以前の記事をご参照ください)

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レコードプレーヤーとカートリッジを太古の眠りから呼び覚ますとともに、
フォノアンプとして、USBDACやヘッドフォンアンプ、各種ノイズキャンセリングアクセサリー等で有名な、英IFI Audio社の 、iphono 2を導入しました。

iphono 2

このフォノアンプで驚くのは、SN比の高さです。
私が主に使用するのは、低出力(0.15mV)から中出力(0.3mV)のMCカートリッジですが、ノイズレベルの低さを実感することができます。CD並みとまでは行きませんが、MMカートリッジ並みのローノイズと言っても過言ではありません。

肝心の音ですが、すっきりした分解能の高い現代的な音です。ただ、アナログらしい、色気とか艶、コクみたいなものはあまり感じられません。
値段を考えれば、大変優秀なフォノアンプだと思います。

さて、メインで使用するカートリッジは、いずれも、1990年前後に購入したベテランです。

一つは、VictorのMC-L1000です。
このカートリッジは、針がカンチレバーを突き抜けて取り付けられており、その突き抜けているところに直接発電コイルが取り付けられているという、前代未聞の構造を持っています。

MC-L1000

音は、ダイナミックレンジが広く、細かい音をよく拾い、音場感が非常に優れています。
ただ、録音によっては、少しきつく感じられることもあります。
優秀録音のディスクはより高音質に、そうでないディスクは録音の粗を暴き出す、そんなカートリッジです。

もう一つは、DENONのDL-S1です。
非常にきめ細かく、端正な音を奏でてくれるカートリッジです。
解像度やダイナミックレンジはMC-L1000に一歩譲りますが、
MC-L1000ではきつく感じられる録音でも、うまく整理して聴かせてくれるので、大変重宝しています。

DL-S1

さて、昔買い集めたLPレコードを引っ張り出し、片っ端から聴いて、「やっぱアナログは、良いなー、癒されるなー」と、楽しんでいたのですが、
そのうちに、
アナログレコードを「アナログのまま」聴くのではなく、一旦デジタル化して聴くほうが良いのではないかという考えが頭をもたげてきました。

レコード再生の問題点として、

  1. アナログレコードは、演奏するたびに音質は劣化していく
  2. レコードをかけてスピーカーを鳴らすことにより、音は確実に劣化する

ことが挙げられます。

まず、1については、 カートリッジの針が、レコードに刻まれた音溝をトレースすると、その結果、針も、レコードも、少しずつ磨耗していきます。
つまり、レコードを再生するたびに、少しずつ音質は劣化していきます。
加えて、私の場合、愛用しているカートリッジが、いつまでもつかわからない、ということもあります。何しろ30年も前の製品たちで、もはや針交換も不可能です。

2についてですが、レコードを再生すると、スピーカーの振動は、床を伝わって、レコードプレーヤーを揺らします。
また、スピーカーの音は、空気の振動を通じ、カートリッジを直接揺らします。
これらスピーカーからの時間差を伴ったフィードバックが音を濁らせてしまうのです。
レコード再生の場合、音量を上げるほど、ひずみっぽく聴こえてしまうのは、このせいです。
(なお、ヘッドホンやイヤホンで聴く場合、このフィードバックは無視できるレベルです)

一方で、デジタルは磨耗しませんし、振動の影響を全く受けないというわけではありませんが、アナログに比べると、格段に振動に強いといえます。
また、最近のICレコーダーの性能は高く、デジタル録音による音質の劣化は非常に少なくなっています。

そこで、試しに、何枚かの優秀録音のLPレコードをハイレゾ(24bit196kHz)で録音・再生してみました。
すると、レコードをそのまま聴くよりも、付帯音が減り、透明感が上がることがわかりました。音量を上げて再生しても、音が歪むことはありません。
加えて、デジタル化による音質劣化は全く気にならず、アナログのニュアンスみたいなものや、カートリッジの個性も、(デジタル録音にもかかわらず、)しっかりと再現されることが確認できました。

そこで、保有しているLPレコードのうち、
録音のよいものを中心に、ハイレゾで録音することを決意しました。

ということで、次回に続きます。

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